東京看護師転職

病気より手強いナースの敵

患者さんが口々戦っている相手は。自分の病気≒そして私たちナースも、一緒に患者さんと戦う……というのは一応の名目。でも時々、ナースの仕事の”敵”は”病気”じやないよなあ、と思う瞬開かあります。それは、あまり言いたくはありませんが、家族。
医療事故のニュースが増えてきたせいか、私かナースを始めた頃に比べると、ずいぶんと患者さんの家族の病院への対応も様変わりしてきました。病気や薬について細かく説明を求める人も多いですし、なかにはナースや医師の言ったことを一言一句メモしていた家族の方も。確かにこちらも人間ですから、いつミスが起こるか分かりません。また、一昔前に比べて、薬の種類がどんどん増えてきているのも事実。だから、薬などについてナースに確認をするのは、あってはいけないうっかりミスを防ぐ効果はあると思います。ただ、ありかたい反面、やりにくく思ってしまうのも事実。病気について熱心に調べて下さるのはいいんですが、やはりちゃんと医学を勉強してきた人とそうでない人は基礎知識に差がありますよね。中途半端な知識で、「この病気は○○という治療法がいいと聞いた」とか、「この薬はこういう評判なんだが大丈夫か?」とか、いちいち言われてしまうとちょっと困ってしまうことも。また、今は本やインターネットで手軽に調べられてしまうからよけい始末が悪いんです。間違った知識を鵜呑みにして、医師にけんか腰で話をしている家族の方はよくいます。そういった方を納得させるのは一苦労。こちらの言うことを信じて貰えず、無理矢理患者さんを転院させてしまう家族もいます。そういうときは、本当に哀しくなります。あと、ナースによって微妙に対応の仕方が違ったりするんですね。例えば清拭のときの体の向きや、ときには医師と相談して薬を変えることも。そうすると、「前の人はこうしてたのに、なんて今度の人は違うんだ」と不審がる人とか。こういう家族の方も正直、面倒くさく思ってしまいます。また、医療事故を防ぐために、例えば床ずれのケアひとつにしても家族の方の同意を得るようになりました。その度にいちいち説明して、同意書のサインをもらって………。そういった仕事が増えてきて、ナース側のストレスが増えている側面って絶対にあると思います。特に私は書類仕事がストレスになるタイプなので……。確かに、身内の方が病気になるというのは、家族としては大変なことなんだろうなあとは思います。だから精神的にちょっと疲れてしまったり、参ってしまったりする方たちが多いのも事実。結構、患者さんのケアと同じくらい、患者さんの家族のケアというのも、病院の大事な仕事なんです。例えば介護が必要な患者さんの家族の方がちょっと疲れているかなと思ったら、デイケアサービスの利用を薦めてみた.特に高齢者の介護の場合、いわゆる”介護疲れ”から、良くない状況になっているのでは、と察することができる患者さんは結構います。病院に来たとき、ちょっとおかしいな、というのは分かってしまうんですね。大体そういう入って、あまり体を綺麗にしてもらってないことが多く、怠慢を意味するネグレクトという言葉から、なんて呼んだりすることも。度を超した。変な人も存在します。私かこの間担当した四域くらいの女性患者さん。彼女の娘さんが本当に変わった人で、40代だと思いますが、「体の向きを変えるときは、枕はここに置くことになってるんです?」といちいち細かい細かい。それだけならまだしも、彼女にとって普通の人の平熱は35度らしく、自分の母親の体温が36・5でだと聞いて(平熱ですよね?)、 「こんなに高熱だと全身やけどしてしまいます! 体を冷やしてください」と訴える始末。止めるのが本当に大変でした。幸い(?)数力月でまた転院していきましたけど、転院先の病院でも同じような調子なんでしようか。この親子だったのかもしれませんが、宗教にはまっていて病院側ともめ事を起こす患者さんと家族もいます。たまにニュースになりますが、宗教上の理由で輸血拒否、という話ってありますよね。この仕事をしていて、実際にそういったことが自分の勤めている病院で初めて起こったときは、ショツクでした。でももっとショツクなのは、それがわりと”日常茶飯事”だということ。やっぱり、助けられる患者さんだと助けたいよなあ、と思うんですけどね。目の前の患者さんに何もしてあげられないなんて……。そういう現場に出くわした医師もナースもかなり辛いはず。できれば今後は出くわしたくないなあ、と祈っている私です。

 

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